デザイン・DTPの仕事
企画部門から渡された企画案やラフスケッチを元に、デザインに仕上げるのが仕事です。
今は、ほとんどがDTPと呼ばれる、パソコンを使ってデザインをする仕事が中心になります。
DTPは、アップルのMac(当時は、マッキントッシュ)と、アドビ社のポストスクリプト技術によって、画面で見たままデザイン・印刷ができるというもので、「デスク・トップ・パブリッシング」の略称になります。
MacがDTPを普及させた道具なので、印刷会社のデザイン部門はMacが多く、デザイナーも、Mac使いが多いです。最近では、WindowsでDTPをする流れになってきていますが、やはりMacの人気は根強いです。
使うソフトは、Illustratorや、Photoshop、InDesignなど、アドビ社のソフトがほとんどです。
デザインをMacですることで、製版部門との垣根もなくなってきています。
昔は、写真の製版は製版部門、文字入力は写植部門、版下作成は版下部門と、仕事内容によって細かく工程がわかれていました。
しかし、Macによって、それらがすべてできるようになってきた時代から、製版や写植、版下といいった工程が無くなってしまいました。
その分、デザイナーは大変です。写植や製版の知識も、必要になっています。
デザインだけをしていたら良かった時代から、写真のレタッチなどもしなければいけなくなり、守備範囲が大きく広がっています。
顧客の要望を形にする、非常にやりがいのある仕事とも言えるでしょう。