企画の仕事

印刷会社の企画部門は、大きく分けて2つの仕事があります。

1つめは、商品開発。パッケージなどを専業としている印刷会社などは、新しいパッケージの形状やデザインを考え、形にして営業マンに売ってきてもらうように、仕掛けるのが仕事です。

もう一つは、営業マンが聞いてきた顧客の要望を元に、印刷物を企画・設計する仕事です。

一般の中小印刷会社は、後者の方が多いようです。具体的には、例えば冊子の印刷物の場合、全体のコンセプトの設定、コンセプトにもとづいて、台割と呼ばれるページ割の設定、各ページでのキャッチコピーなどのコピーライティング、おおまかなラフスケッチです。

パソコンでデザインを行うDTPが普及してからは、企画の仕事とデザイン・DTPの仕事の垣根がなくなってきていて、こうした企画の作業は、デザイン・DTP部門で行う印刷会社も多いです。

企画の仕事は、このように、全く真っ白な状態から、印刷物を生み出す土台作りをすることになります。

時代のトレンド、流行、デザインの傾向など、幅広い知識が必要になります。
なにごとも、興味をもち、進取の精神にあふれた人には、ぴったりの仕事とも言えます。

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